先週末に行われた環太平洋ミニゲーム開発オリンピック最終決戦の模様をお伝えする。
今回は変則ルールとして「ハンディキャップ制(近藤誠13本、リョウヘイ21本、Hidemy10本)」の導入と、そもそもHidemyは72時間以内にプログラミングを0から覚え、ゲーム開発を行うという厳しい条件が導入された。
なおかつ、ミニゲームのテーマは「サンフランシスコとTwitterに絡めたもの」という条件も追加される。
今大会のコンセプトは「制約は質に転換するか?」という実験的なもの。
今回の審査委員長は全体会最下位ではあったものの、最も笑いをとった鎌田選手。
さてさて、どんな結果になったのだろうか。
続きは以下
まず大会開催に先立って全大会の実質的な優勝者、近藤誠氏に賞品のMacBookPro13″が与えられた。
Appleのお膝元である、スタンフォードショッピングセンターで最新型のMacBookProを手に入れてご満悦の近藤誠氏。しかしさらに厳しい戦いの災禍が訪れるとはこのときは思ってもみなかったのだった。
マウンテンビューにある、コンピュータ歴史博物館(Computer History Museum)をぶらりと見学に訪れた面々。
その直後、「環太平洋ミニゲーム開発オリンピック最終決戦」の開催が高らかに宣言された。
走行中の社内で早速プログラミングを開始する選手達。
我々Wise9編集部に車酔いの二文字は無い。
なぜだかわからないが、みんなクルマのなかでPCをいじっても平気なのである。
ホテルへ戻る車中で、近藤誠がなんとはやくも二つものミニゲームを完成。さすが。
ここで刺客が登場。
あの大ヒットゲーム「どこでもいっしょ」の開発者であり、株式会社ビサイド代表取締役社長である南治一徳選手の参加である。
彼はいにしえのX68000時代から知る人ぞ知るスーパーハッカー。
無理をいって急遽参戦をお願いしたところ、快く引き受けて下さった。
彼の壮絶なまでのプログラミングテクニックに、一同は驚愕することになる。
「若いから発想が柔軟だろう」という一方的な決めつけにより、「21世紀を担う若者だから21本」と親父ギャグ同然の理由からなんと21本もの開発ハンディキャップを課せられたリョウヘイ選手。果たしてその期待に答え、21世紀を担う若者となることができるのか!?
日本からのお仕事がバンバン来ていて普通に忙しい近藤選手はノルマが減らされて13本。仕事のクオリティを保ちながらノルマを達成することができるのか!?
プログラミング初体験ながら、UEI入社一年目の湯島系新人OL、Hidemyはプログラムを書く前にノートに企画をしたためる。果たして思うようにプログラミングすることはできるのか!?
入社して最初の仕事は、彼女自身の手によって設計したZeptopad Planner Note。
プログラミング経験ゼロなのに仕様書をイチから書き上げた。
今大会でもZeptopadを使用してイラストを書き起こしていく。その手際はさすが設計者
近藤誠選手のクルマ避けゲーム。次々現れるフォロワーをうまく誘導して道路を横断させる。
shi3z式ゲームプログラミングのサンプルコードを改造してつくったHidemy選手のアルカトラズ脱出阻止ゲーム。
脱獄不能の監獄で有名なアルカトラズ島の監獄から逃げ出すTwitterのフレンド達を片っ端から捕まえていく鬼ゲーム
注文をなかなか聞いてくれない、シカトばかりする寿司屋への怒りからうまれた、「シカト寿司」
コードは全大会の流用だがアイデアで勝負
伏見選手のゲーム21連発のひとつ。Apple信者修行ゲーム。師匠である鎌田審査委員長の「修行ゲーム」シリーズの流れを組むゲーム。
JavaScriptでここまでやるのか!?とみなを唸らせた、南治選手のカニ弾幕シューティング。もはやカニとかどうでもいい感じになって来ている。
さあ、いざ決戦の火ぶたは気って落とされた。
果たして栄冠は誰の手に!?
今回は頑張って編集して37分くらいに収めました。
ぜひ動画をご覧下さい!
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